おはようございます!
大阪市住之江区を中心に整体と心身のトレーニング指導をしている小林央和(てるかず)です。
前回に身体が硬くなりやすい主な原因としては
『運動不足』
または
『血流の低下』 があり、
そこで身体がかたくなるのを解決する方法としては
①早い段階で動きにくい動作に気づく
②体幹を中心に体温を高める
③1日一回でも皮膚、耳、眼球や最大限にそれぞれの関節を動かす
ということをお伝えしました。
その中の③で
関節に関しては、大きく分けても
首、脊柱、肩、肘、手首、手指、股関節や膝、足に関節があり、
それぞれ各関節ごとに動く方向が決まっているので、それらをしっかり動かすことが大切というお話をしました。
ですが、実際どこをどうやって動かしたり、
ストレッチ・運動したら良いかわからない!と言う方もいると思います。
そのような時は硬いところだけでもしっかりストレッチしたり、動かす習慣があると良いと考えています。
どこが硬くなりやすいか?はその人の日常生活の習慣や癖が大きく影響しますが、
年齢を重ねると、必ず硬くなり、可動域が狭くなるところがあります。
それは【胸椎と股関節】の関節や周りの筋肉です。
胸椎とは背骨の中でも
首と腰の間に位置する部分で、
皆さんがよく「背中」と表現する場所です。
胸椎は
屈曲や伸展(曲げ伸ばし)
左右の回旋(体幹をねじる)
左右の側屈(体幹を横に傾ける)
の6つの方向の動きがあり、
硬くなることで主に首や腰の負担が大きくなります。
猫背も
胸椎とそれに伴い胸筋が硬くなることで生じてしまいます。
人間は基本的には前で作業することが多く、
背中は自分の視界に入らないため、
お腹などに比べて意識しにくく動かす機会がすくなく、硬くなりやすいのでは?と考えています。
股関節は脚の付け根に位置する関節で、股関節も屈曲、伸展、内転、外転、内旋、外旋と6つの動きがあります。
股関節の6つの動きとは
屈曲は太腿を上げる
伸展は太腿を後ろへの蹴りだし
内転は太腿を内側に閉じる
外転は太腿を外に開く
内旋は太腿を内にねじる
外旋は太腿を外にねじる
動きのことです。
スポーツでの足のケガや膝、腰痛などは股関節の硬さで生じることも多いです。
また屈曲が動きにくいと太腿が上がらずにつまづいてしまい、
内外転が動きにくいと方向転換やバランスがとりにくいことや
内外旋が動きにくいと、歩幅が小さくなったり、
股関節をそれぞれ方向に
しっかり動くことが非常に大切となるので
健康ウォーキング教室でもこれらの運動を全てを必ず取り入れています。
特に年齢を重ねて動きにくくなるのが、股関節の伸展の動きです。
歩くときに後ろへの蹴りだしが小さくなり、
付け根の筋肉などの組織が縮むことで脚が疲れやすくなります。
そうなると知らない内に前かがみの姿勢になっていきます。
最大限にそれぞれの関節を動かそうと思ってもよくわからない時は
まずは股関節や胸椎の柔軟性を意識してみて下さい。
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