大阪の住之江と尼崎、芦屋でパーソナルトレーナーの活動しながら、トライアスロン選手を目指している小林てるかずです。
今日は股関節の動的ストレッチについて少し紹介させていただこうと思います。
基本的に僕が記事にしているセルフエクササイズは実際のお客様に伝えて役立ったと言う声があったものを載せています。
股関節とは
骨盤と大腿骨を結ぶ、身体でもっとも大きい関節です。
股関節の動きは屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋があり、全部で6つあります。(画像は「パフォーマンスを上げる!DVD可動域ストレッチ&トレーニング」から引用)
股関節は立ったり、歩いたりするときなど動作に重要な関節で、動きが小さすぎると腰や膝へ負担がかかり、腰痛や膝の痛みにつながります。
腰や膝に負担をかけず、股関節の可動域を出すために、股関節周りの筋肉のストレッチが重要になることがあります。
先日、整骨院へ骨盤矯正に行くとドヤ顔で「股関節の動きは曲げ・伸ばし・開くの3つあるんですよ~」と言われましたが、股関節の動きは6つあるので騙されないようにしてください(笑)
ストレッチについて
スポーツや医療においてのストレッチとは、筋肉を引っ張って伸ばすことで筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるなどで行われることが多いです。
僕が理学療法で学んだストレッチの効果として、
筋緊張の低下
柔軟性の改善
筋痛の緩和・循環改善
リラクゼーション
傷害予防
があるといわれています。
そして、ストレッチは大きく静的ストレッチと動的ストレッチの2種類があります。
静的ストレッチは持続的に伸ばすことで筋のリラクゼーションや筋緊張を低下させ、
動的ストレッチは反動などを使って自分の力で動かすストレッチで運動前に神経・筋を働きやすくする効果があります。
実際のランニングでは、自分の力を使わない静的なストレッチだけなら、身体の使い方が変わらないことが多いです。
そのため整骨院やストレッチ専門店、マッサージなどに通って施術を受けて、その時は気持ちよくても実際ランニングをするとまたすぐに身体が硬くなることや痛みが出ることがあります。
静的なストレッチだけで筋肉が柔軟になっても、必要な可動域まで自分で動かす力が無ければ、実際のランニング動作につながらないので静的なストレッチのみだとムダになります。
なので、静的ストレッチで可動域を高めた上で、その可動域を自分の力で必要な時に使えるように静的なストレッチ+動的ストレッチ+動作の修正の組み合わせが大切だと考えています。
股関節の動的ストレッチの方法
・屈曲・伸展
太もものの曲げ・伸ばし。伸ばすときにできるだけ膝を曲げず股関節から使う。
・外転・内転
大きく太ももを外に広げて・内に動かす。
・内旋・外旋
太ももから内ねじり・外ねじりするイメージで、かかとを上げた状態でつま先を内向き・外向きにできるだけ大きく動かす。
股関節のストレッチは腰がねじれたり、丸まったり、そったりしない範囲で大きく動かし、できるだけ良い姿勢を意識すると股関節がしっかり動かすことができます。
部活動をしていた頃から自然にしていた動きですが、改めて教えてもらい実践し、伝えることで重要性を感じることができました。